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パワーアップ私立学校実施支援事業

 過去2年間の英語運用能力を英語技能検定試験の結果を用いて比較すると,全体としては合格者数、スコア、中高共に向上が認められる。ただし技能別で見ると、リーディング力・リスニング力の伸びているものの,ライティング力には課題があり,スピーキング力は一次試験合格者のみの結果であるが、能力向上は認められなかった。アウトプットに課題が大きいという点は、日本全体、特に地方で顕著だという全国的な傾向が本校にも当てはまる結果となった。

 英語活動全般や英語への関心という点では以前よりもいっそう前向きになっている様子がアンケート調査で確認できたが、全校的な多聴多読学習の実施から数年が経過し、新鮮さは薄れ生徒の多聴多読学習のとらえ方はやや消極的になっている。今後さらに読書時間や読書量の増加、読書記録手帳活用による読書量と英語運用能力向上の相関に関しても検証が求められる。

 英語セミナーやエンパワーメントプログラムなど英語によるアクティブラーニングに関しては、より多くの生徒にそれらを体験してもらう工夫が必要であり、特に授業の中での実施によって全生徒の学びとなるよう努力がさらに求められる。 授業外の活動に関しては、1度限りの教師主導のプログラムに参加してもらうよりも、より長い視野で生徒が中心となってテーマを設定し、実施準備や本番の実践ができるよう改善が求められる。

 大学入試の新テストや外部テストへの対応策を求められる中で、グローバル人材育成や4技能のバランスの取れた英語力向上は必要なポイントと考えられるが、取り組みや努力の方向がどの程度正しいか、何を改善すべきか、そうした点を判断する手掛かりを得るためにも、教員の研修参加など情報収集や授業改善の努力が一層重要である。